白癬菌の正体は?

白癬菌の正体は?

 

足の裏や指の間に強いかゆみがある時、強烈な臭いがする…そのようなことはありませんか?

 

こんな症状が現れたならば水虫を疑ってみましょう。この水虫というのは男性に多い病気だといわれているのですが、男性の3分の1の方はこの水虫に悩んでいると言われているのです。

 

今はよい薬も増えたのですが、それでも治療をするのはなかなか難しいといわれています。非常に治りにくいんですよ。

 

ではどうして水虫になるのでしょうか。この水虫のことを良く知らない方も多いと思いますが、水虫は虫が原因となっているわけではありません。

 

水虫というのは、虫ではなく白癬菌というカビの一種によって発症する皮膚病なのです。この白癬菌は足だけでなく他の部位にも繁殖してしまうのです。

 

白癬菌は皮膚糸状菌と呼ばれているカビなのですが、人間の皮膚の角質を養分として成長しているのです。人間というのは身体中に角質があります。この角質があるということは、それだけで身体中に白癬菌に感染する可能性があるとうことなんですよ。

 

白癬菌に感染すると激しい痒みに襲われますので、極力白癬菌に感染しないようにしましょう。感染を完全に防ぐことはできませんので、感染した白癬菌をしっかりと洗い流すようにしましょうね。

 

白癬菌ってなんなの?

 

白癬菌というのは人間や動物の皮膚にある角質を住処としているカビです。角質の成分であるケラチン、そしてたんぱく質を栄養源としているもので、人間の垢が落ちる場所であればどこにでも存在しているのです。

 

またこの白癬菌というのは水虫の原因となていますので、水虫菌と呼ばれていることもあるんですよ。

 

白癬菌は垢となって角質層が剥がれ落ちる時に垢と一緒になって白癬菌も一緒に剥がれ落ちるのです。空気感染はありませんが、感染力は非常に強いんですよ。

 

また乾燥した皮膚に白癬菌が付着した場合には自然に落ちることもありますが、洗い流すのであれば感染する心配もいりません。

 

靴の中というのは高温多湿ですので、白癬菌が非常に繁殖しやすい状態になっているのです。

 

というのも、白癬菌はカビですので、このカビというのは湿度の高い場所を好むのです。

 

皮膚に白癬菌が付着してしまうと定着するようになり、どんどんと増殖するようになります。

 

そして、角質層の深い場所まで到達し、水虫の症状が様々出るようになるんですよ。

 

特に靴を履いている指と指の間というのは湿度が極めて高く、温度は30度以上になります。そのため、白癬菌が繁殖しやすい状態になっているんですよ。